語り尽くせないFUTURE EARTHと葛藤

仕事が終わりTwitterを開くとTLが騒がしい。

FUTURE EARTHやStars in heavenという文字が見える。

先日わたしはTwitterで散々懐古したばかりであった。

 

2008年Spring concertにて、当時反対側の客席から見ると『ぷんじゃ』だよねという話も出た、アリーナを埋めたJUMPという文字型のステージにて、

両サイドに立って山田と知念のStars in heavenが披露された。

中3だった彼らの歌声も姿もまさしくheavenから舞い降りた天使であった。

 ちなみにわたしは城ホ公演に入ったためStars in heavenと呼んでいるのだが気づいたら曲名が変わっていた曲でもある。

 

わたしがどれくらいこの曲を好きかというとTwitterアカウント名(@SIH_FE08)を見て頂ければわかるかと思う。

 

わたしは山田も知念も好きだし、俗にいうやまちねの組み合わせも普通程度には好きだ。特別カップリングが好きなわけではないのだが。

 何が尊いかというと『やまちね』であることではなく、

声変わりをしていない知念とまだ声に幼さの残る山田というあの頃にしかできない曲で、

しかもあれ以来披露されていない伝説の曲であることである。

 ちなみに歌詞も素敵で2人の姿を見ながらあの曲を聴くとそれだけで泣けるものだった。

 

こうして話題に出してくれたことは本当に本当に嬉しく、かつて特定の一時期にしか披露していない曲について、もはや膨大な持ち歌のある彼らが触れるなど想像もしていないことだった。

 仮にいつかのツアー初日に入って唐突に前奏が流れ出したら間違いなく泣いていた自信はある。

しかしあれは当時の彼らにしか出来ない曲であるとともに個人的に想い出は想い出のままにしておきたいという気持ちもある曲である。

 

脳内☆danceのように記憶を塗り替えたくないというわたしのワガママと、さらに独占欲。

 勿論今でも、リアルタイムではファンでなかったけれども知っているという人はたくさんいると思うが、Stars in heavenがテレビのJUMPしか知らない層にまで降りて『良い曲だよね!』と騒がれることを決してよくは思えない。

 

 アイドルはみんなのものである。

しかし、とりわけJUMPは華々しくデビューしてから山田以外が一般に浸透するのに9年かかった。

昔はもっと人気になってほしい、あらゆる媒体への露出が増えてほしいと願ったものだが、

単純にファンが増えるとチケットが取りにくいので嫌だということのみならず、やはりみんなある種の独占欲のような気持ちを抱いているのではないか。

 

あの頃の映像は見たいけれど、いつまでも語り継がれる伝説であってほしいし、映像媒体が出なかったのは良かったとすら思える。

 同様に、評価の高いものに限ってフルではDVD化されていないのがJUMPだが、(天国、LWM)

なんでそれに限って…と思う一方で、あんな良いものを見てファンがさらに爆発的に増えたらどうしようとか、反対にあれを見ても最近のアルバムツアーしか評価しないファンばかりだったら焦るなあとか思う自分もいる。

 

大前提としてそれそのものがとてもよかったからであるが、いつでも誰にでも見られる状況ではないことで付加価値がついて神格化されている部分も少なからずあるだろう。

 

 

いよいよ10周年であるが、彼に、彼らに笑顔溢れるならそれだけで愛しいと思って生きてきた人間がここにいる。

彼らに対して日々思うこと、場合によっては受け入れ難いことも山ほどある。

しかし安っぽくなってしまうだろうか、言いたいのは彼らの見せてくれる世界が好きで、彼らが大切な存在で、デビュー時中学生だったわたしが社会人2年目に至る今日まで支えとなってくれてただただ『ありがとう』